1.適度な運動
ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことがありますでしょうか?運動不足のため体各所に痛みが出たり可動域が低下し日常生活に支障をきたします。こういった症状は整体施術でも改善しますが、痛みが出ている原因がオーバーワークや使いすぎ等々ではなく筋力の低下などが原因ですので運動をすることで良いお体の状態を保ちやすくなります。普段デスクワークで通勤中は歩いているが肩こりが辛いという方は特に上半身を動かす機会が少ないので軽い筋トレや運動をすることをおすすめします。強度は週に70分くらいがおすすめです。1日で70分やるも良し、10分を7日に分けて行うも良しです。まずはウォーキングやジョギングなどの軽負荷の運動から始めてみるといいでしょう。
2.体を暖かく保つ
我々の体温は36.5〜37.0度が平熱とされています。この平熱は消化酵素やホルモンが働きやすい温度のために設定されています。体が冷えることで消化酵素やホルモンの働きが悪くなるのを防ぐため内臓付近の筋肉を動かし発熱しようとします。その時に腰の筋肉を多く使うため腰の筋肉に疲労が溜まりやすくなり腰痛の原因にもなります。体温が低いほうが慢性的に腰痛を抱えている方が多く他にも不妊症の原因にもなります。ぬるめのお風呂に15分〜20分肩まで浸かるなどして温めたり腹巻きや厚めの靴下を履くなどして下腹部〜下腿にかけて冷えないように工夫しましょう。筋肉量の低下は体温低下も招きますので運動をすることも体温を保つために必要な要素です。
3.タンパク質・食物繊維を多く摂る
バランスの良い食事をと言われるとなかなか難しいと思います。この二つを取りましょうというのがタンパク質と食物繊維です。タンパク質は細胞の元になり、筋肉の維持にも必要な栄養素です。タンパク質を英語にするとプロテイン(protein)となり最初の物質という意味になります。つまりタンパク質は人間を構成する最初の物質であり必要不可欠な栄養素で摂取目安は体重×1gです。肉や魚、大豆などタンパク質を多めに摂るように工夫してみてください。食物繊維は腸内環境を整えるとても重要な役割を担っています。腸内環境が乱れるとアレルギー反応が出やすくなったり、炎症が起きて腰痛の原因になってしまいます。1日20gを目安に取りましょう。さつまいもや大麦などに多く含まれていますので食材を買う時に注意して見てみてください。どうしても摂取できそうにないというかたはサプリメントで補うのも良いでしょう。
4.睡眠時間を確保する
自分にあった睡眠時間は個人で違いますが基本的には7時間前後が良いと言われています。ここで注意したいのが寝過ぎることです。睡眠時間別の平均寿命で睡眠時間が5〜6時間の人よりも9時間以上寝る方の方が短いことがわかっています。寝る時間が長いとその間に脱水になったり栄養素を補給できないので自分の体を分解して栄養素を作り出します。たまに長めに寝るのはいいですが、毎日8時間以上寝ているという方は特に脱水などには注意しましょう。
5.スマホの見過ぎに注意する
スマホを見ているとどうしても目線が下がってしまい、首の湾曲がなくなってしまうストレートネックになりがちです。首には自律神経が多くあるので首周りの筋肉が硬くなると自律神経にも影響があるので睡眠が浅くなったり、集中力がなくなります。眼精疲労も溜まりやすくなり脳への疲労も蓄積され体全体が重く感じることが増えるのでスマホの見過ぎには注意しましょう。